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June 22, 2011

元麻布春男氏を偲ぶ

 昨夜は帰宅後、食事や風呂などを済ませ、やっとオークションで落札されたX301の梱包に余念がなかったのですが、やっぱりふと気になってX201sのことを調べておりました。
 2chのカキコでArrandaleのX201sよりPenrynのX200sの方がバッテリもつよね、という話を見ていたり、そもそも、sandyが非常に優秀とされている今の時期にArrandaleのX201sもいかがなものかと思っていた私としては、最近はX200sの記事も注目して見るようにしていました。

 ググればすぐわかるのですが、X200sについて、ネットで調べようと思えば、元麻布春男氏のX200sに関する記事が上位で引っかかります。X200sは軽量を謳って発売されたのに、公称の1.1kgにするには、液晶をLEDのWXGA+にしたり、SSDにしたりとかなり無理をしなければいけない、ということを、結構こだわって書いておられた記事です。この記事、リアルタイムで読んでいて、最近のPCのスペック表示にはいろいろ穴があるんだなぁ、とかなり強い印象を残したのを覚えています。
 その後、X201s登場時には、X200sがモデル末期にCULVノートの価格競争に巻き込まれおかしな低価格路線をとったことに対する違和感と、X201sでそれが改善され、プレミアムモバイルの立ち位置に戻ったことへの喜びなどをお書きになっておられ、同様の感想を抱いていた私としては、わが意を得たりと、妙に納得しながら読んでいました。

 実際、最近X201sやその他物色しているPCのレビューを見ていて思うのですが、いわゆる「ライター」の方々の記事にはかなりのムラがあります。さすが、プロのレビューだね、とか抑えるべきところをきっちり押さえているなぁ、というレビューもあれば、なんなのこのプレスリリース丸写しのレビューは、とか、こんな文章を読まされるくらいなら自分が書いたほうが絶対にいい、と思うものまで、玉石混交。その中で、元麻布春男氏の文章は、時に強引でこだわりの強さにびっくりすることがあるものの、いつも印象的で「あぁ、あの記事を読み返したいなぁ」と思うことが多いものでした。

 実際、昨年、WindowsのデスクトップPCを処分し、自宅のメインマシンのiMacに置き換えようと考えていた時に、読み返そうと必死に探していたのが、元麻布春男氏がMacにメインマシンを移行した時の記事でした。当時、この文章を元麻布氏がお書きになっていたことを失念していたので、かなりGoogleで文章を探し回っていたのを記憶しています。

 そういう意味では、私のPCのライフスタイルに、大きな影響を与えたライターのおひとりだったといえるかもしれません。しかし、特にそのことに感謝するわけでも、また、ファンであったわけでもなく、ただ、何かPC関係を調べたり、気になったりするときに、必ず検索の向こう側にいて、期待に応えてくれるのが元麻布春男氏だったように思います。

 そんなさなかの突然の訃報。驚きとともに、失ってしまったものの大きさに、ちょっと呆然としています。今後出てくるPCやガジェットについて、ググっても元麻布氏の評は出てこないわけですから。したり顔で語ってくれる先輩を一人失ってしまったような気分です。

 実は最近、こうした「ちょっと兄貴分」な方をもう一人亡くしています。こんな喪失感がだんだんと積み上がっていくのは、やはり人生の折り返し点をずいぶん戻ってきたということなんでしょうね。

 元麻布春男氏のご冥福をお祈りしたいと思います。

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